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2014年1月19日日曜日

【ゼロからわかる】 NISA ロールオーバーとは

■NISA ロールオーバーとは

NISA(ニーサ)のロールオーバーとは、非課税期間をさらに5年のばすこと

本来、NISAの「非課税期間」は最長5年。ですが、ロールオーバー制度を活用すると、その翌年の非課税口座の枠を使うことで、さらに5年の「非課税期間」を利用することができるのです。

NISA(小額投資非課税制度)では、2014年から2023年の間に、毎年100万円を上限に非課税口座を使った投資ができます。非課税期間は、それぞれ投資をはじめた年から5年目の12月末まで。ただし、先述のとおり、この最長5年の非課税期間が終わっても、翌年の非課税口座の枠を使うことで最長10年、非課税機関を延長することができます。

留意事項としては、ロールオーバーができる額は、評価額で最大100万円まで。そのため、はじめの非課税期間5年が終わるときに時価評価額が100万円を超えている分は、特定口座・一般口座に移すか、売却する必要があります。

(参考)
日興アセットマネジメント:ロールオーバーで、非課税期間は最長10年
  (PDFファイル)


■損失が出たらそのままロールオーバー

損失が出ている金融商品をNISA口座(非課税口座)から課税口座に移すと、損失を取り戻したとしても、上昇分については課税されてしまうことになります。ですので、万一損失が出てしまい、同じ金融商品を持ち続けるのであれば、ロールオーバーがよいと言えそうです。

ただし、ロールオーバーが使えるのは、2014~2018年までに投資した分。2019~2023年に投資した分は、2023年に新規投資が終了してしまうため、ロールオーバーをすることはできません。

(参考)
マイナビニュース:NISA 損失が出たらそのままNISA口座にロールオーバーが賢明


■ NISA口座を使うなら、暴落まで待て?

私ならNISA口座は、長期で保有した場合にトクをするような制度になっているので、年初来高値の今は買わず、暴落があるまで買わずに待つ戦略。

東洋経済のサイトに上記のような記事が掲載されています。私自身はNISA口座を開設していないのですが、もし口座を開設するなら、やはり同様の戦略をとると思います。

NISAのおすすめ投資法については、当ブログの次の記事でまとめています。

【おすすめ投資法】 NISA口座を使うなら、暴落まで待て?


■ NISAとは

NISAは、少額投資非課税制度のこと。NISA口座を使えば、株式や投資信託の投資に対して、本来は20%かかる売却益と配当への課税が、年間100万円を上限に非課税となります。この制度を利用したい場合、証券会社等でNISA専用の非課税口座を別途開設する必要があります。

NISAのポイントは次の4点です。

・非課税になるのは、投資信託・株式等の譲渡・配当所得
・対象は、日本に住む20歳以上の人
・非課税枠は、2014年から2023年まで毎年100万円
・非課税期間は、おのおのの投資をはじめた年から最長5年間


■ NISAのデメリットって?

NISA口座から特定口座や一般口座に移管した場合、本来は損失をしていたとしても、課税されてしまう可能性があります。

たとえば、NISA口座で5年間運用したのち、特定口座に移した場合。仮に、100万円で購入した投信等が5年後に60万円に下落していたときは、取得価額が移管時の時価 60万円とされるのだそうです。その後の売却額が80万円なら、本来は20万円の損失なのですが、取得価格が60万円とみなされるので、利益が20万円出たことになり、課税されてしまうことになります

NISA口座のデメリットについては、当ブログの次の記事でまとめています。

【知らないと損をする】 NISAのデメリット (少額投資非課税制度)